研究課題
基盤研究(C)
胆嚢癌の組織マイクロアレイにおいてAQP1発現が41%、AQP5発現が59%に認められた。特にAQP5発現は腫瘍進達度や漿膜浸潤との逆相関を認め、さらにゲムシタビンに感受性があり、AQP-5発現症例は予後良好であった。胆嚢癌細胞株NOZ-1においてAQP-5発現を認め、SiRNAによるAQP-5抑制にて細胞の増殖能、浸潤能、運動能が抑制された。NOZ-1のmiRNAのマイクロアレイ解析でゲムシタビン感受性に関係するmiRNAを数種類同定し、そのターゲットであるタンパク質を同定した。これらの成果によりAQP5が胆嚢癌の発癌進展、薬剤感受性に関与し、胆嚢癌の分子標的になり得ることが示唆された。
すべて 2012 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)
Oncology Reports
doi:10.3892/or.2012.1747
J Physiol Sci
巻: 59 ページ: 113-122
消化器外科
巻: 31 ページ: 1985-1991
巻: 32 ページ: 869-873