研究課題
基盤研究(C)
大動物(ブタ)を用いた両側腎動脈遮断による腎虚血再灌流モデルを確立し、コントロール群とPPAR-γagonist(pioglitazon)投与群での腎障害度、PPAR-γ及びその標的遺伝子であるLXR-αの発現を比較評価した。ブタ腎においてはPPAR-γ及びLXR-αは糸球体近傍の血管内皮細胞及び近位尿細管上皮に発現し局在はほぼ一致したことが示された。両群とも血清Cr値は再灌流後4時間まで時間経過に沿って上昇を認め、病理学的には概ね再灌流後2時間をピークに回復してくる所見を認めた。さらに定量評価を進め、比較検討を予定している。