リアルタイム自家蛍光強度比(FAD/NADH)演算部の試作および基礎実験 交互に得られる二つの蛍光画像の比(FAD/NADH)をリアルタイムに算定し、心筋代謝機能イメージングを実現した。二種類の励起によって得られる蛍光波長は緑色帯域であるために血中ヘモグロビンによる吸収を受けやすい。そのため、観測できる蛍光強度は血管の分布の状況、血管内血液量の変化の影響を受けることが想定できる。本研究では、FDA蛍光とNADH蛍光の強度は血液などによる蛍光吸収の不均一性の影響を受けるが、同じ蛍光波長の強度比(FAD/NADH)は不均一性の影響を受けにくいことを明らかとした。そのため、これまでに得られた予備実験のデータを基に、FAD/NADHのコンピューターによる演算部を試作してきた。模擬実験として、ラット心臓に対して、UVライトと発光ダイオードの50/秒の切り替えで、障害心筋の観察出来ることが明らかとなってきた。現在、種々のアングルにより模擬実験を行い二波長励起光源の照明のムラや撮像フレーム条件などの開発システムの基本性能について評価実験を行っている。今後、犬の心モデルの模擬実験に移行し、撮影条件の設定を行う予定である。
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