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2009 年度 実績報告書

Dormant Cancer Cellの分布に基づいた肺癌術後転移再発制御の試み

研究課題

研究課題/領域番号 21591812
研究機関大阪大学

研究代表者

井上 匡美  大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10379232)

研究分担者 奥村 明之進  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40252647)
南 正人  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (10240847)
内海 朝喜  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40423165)
門田 嘉久  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50464243)
澤端 章好  大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50403184)
キーワード肺癌 / 微小転移 / One-step nucleic acid amplification法
研究概要

リンパ節転移を検出するためのOne-step nucleic acid amplification(OSNA)法に使用する肺癌に特異的な標的分子マーカーパネルの策定を目的として、まず、遺伝子発現データ・ベースから正常リンパ節と癌組織中のmRNA発現量の差が100倍以上あった22遺伝子を選択した。次いで、一次スクリーニングとして、これらの候補遺伝子の発現を、6例の肺癌由来RNAをプールしたRNA検体でRT-PCR法にて調べ、8例の肺癌手術時に切除された転移陰性リンパ節由来RNAをプールしたものと比較した。結果として、SFTPB, KRT6A, SFTPA, KRT15, KRT19, MUC1,など16遺伝子を有望なマーカーとして二次スクリーニングで検討した。二次スクリーニングでは、個々の症例、リンパ節ごとに一次スクリーニングで用いたRNAの発現量を調べた。その結果、KRT19, KRT7, MUC1, SFTPB, SFTPA, FXYD3, TACSTD1, SFNの8遺伝子において、癌細胞陽性と陰性組織間で発現量の差異が大きく、OSNA法に使用する候補分子になりうると考えた。しかし、肺癌原発巣と転移陽性リンパ節ではRNA発現量が異なることがすでに知られているので、48例の肺癌手術症例で切除した転移陽性リンパ節と陰性リンパ節を用いて、これらの候補分子のRNA発現を比較し、使用したリンパ節のケラチンによる免疫組織染色を行って微小転移も含めて検討中である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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