研究課題/領域番号 |
21591828
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
薄田 勝男 金沢医科大学, 医学部, 教授 (00324046)
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研究分担者 |
上田 善道 金沢医科大学, 医学部, 教授 (50271375)
的場 宗孝 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (90288308)
佐川 元保 金沢医科大学, 医学部, 教授 (70292274)
佐久間 勉 金沢医科大学, 医学部, 教授 (90215674)
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キーワード | 肺癌 / Magnetic Resonance Imaging(MRI) / 拡散強調画像 / FDG-PET / ADC(Apparent diffusion coefficient) / SUV_max / 画像診断 / 正診率 |
研究概要 |
・肺癌症例におけるMR拡散強調画像により描出率は97%と、FDG-PETによる86%に比較し、有意に高値であった。肺癌例でのリンパ節転移の正診率は95%と、FDG-PETの90%に比較し、有意に高値であった。肺癌例においては、拡散強調画像はFDG-PETに比較し有益に有益であった。拡散強調画像はFDG-PETに比較し誤陽性・誤陰性が少ないことが判明した。 ・拡散強調画像のADC(見かけの拡散係数Apparent diffusion coefficient)とFDG-PETのSUV_max(maximum standardized uptake value)の間には弱い逆相関関係を認めた。 ・胸部の悪性病変のADC値(1.280±0.336)は、良性病変のそれ(1.991±0.816)に比較し、有意に低値であった。胸部の悪性病変のSUVmax値(6.837±6.158)は、良性病変のそれ(2.681±3.338)に比較し、有意に高値であった。胸部病変に対する拡散強調画像の感度・特異度・正診率は、PET-CTのそれと同等かそれ以上であった。胸部病変に対する良悪性の評価として、拡散強調画像はPET-CTと同様に使用可能である。
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