研究課題
基盤研究(C)
悪性胸膜中皮腫に対する新規治療法として特異的免疫療法を確立することを目的とした。悪性胸膜中皮腫2症例より腫瘍細胞株(L324MSO、K921MSO)を樹立した。L324MSO症例では自己腫瘍特異的細胞障害性Tリンパ球(CTLクローン)を誘導し、cDNA発現スクリーニング法によりCTLに認識される新規腫瘍抗原を試みている。次に腫瘍浸潤Bリンパ球の産生する抗体を用いたSEREX法により、新規腫瘍抗原であるGene-XとThrombospondin 2(THBS-2)を同定した。Gene X、THBS-2に対する抗体価を、悪性胸膜中皮腫患者と非悪性疾患患者を対象にELISA法で評価したところ、THBS-2において中皮腫患者で陽性率が72.2%であったが、非悪性疾患患者では4.5%であった。THBS-2に対する抗体価は、胸膜中皮腫に対する新たなバイオマーカーとしての可能性が示唆された
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