研究課題
基盤研究(C)
顔面神経核から末梢のターゲットまでの軸索損傷モデルを作製し、顔面神経motoneuronの逆行性変性現象のメカニズムとその阻止効果を検討した。損傷後1か月において末梢損傷ではわずかなmotoneuronが緩徐に脱落するのみに対し、脳幹内軸索損傷は急速に重篤な逆行性変性を急速に来たし、3%弱のみの生存となる。各種移植操作、薬剤投与による阻止を試みたところ、自家末梢神経移植操作で8倍、造血因子であるエリスロポイエチン投与で3倍の生存率を得たが、他の移植操作や薬剤では有効な効果は得られなかった。細胞死の機構としてアポトーシスの関与が推測されているが、我々の脳幹内損傷モデルではNOの関与は示唆されるが、アポトーシスの関与を支持する所見はえられなかった。さらに多剤での神経細胞脱落阻止作用を検討することが中枢神経変性阻止、再生につながるものと思われる。
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