研究課題
基盤研究(C)
Dual-leadを用いた脳脊髄刺激療法の有用性について検討した。脳卒中後の疼痛では、頚椎レベルに2本の8極刺激電極を留置することによって、顔面を含めた半身に刺激感覚を誘発するとともに良好な除痛効果が得られた。不随意運動では、視床Vim/Vop核とsubthalamusに2本の電極を留置し、同時刺激を行なう方法が振戦の制御に最も有効であった。末梢神経の損傷が原因である神経障害性疼痛に対しては、視床Vc核に2本の電極を留置して刺激を行なうことによって、疼痛部位を完全にカバーする刺激感覚を誘発することが可能で、良好な除痛効果が得られた。Dual-leadを用いた運動野刺激では、疼痛の改善のみならず運動機能の改善も認められたが、過度の刺激によっては痙縮が増悪するので、刺激条件に注意する必要がある。
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