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2009 年度 実績報告書

脳腫瘍細胞における細胞極性制御異常の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21591887
研究機関愛知県がんセンター(研究所)

研究代表者

井澤 一郎  愛知県がんセンター(研究所), 発がん制御研究部, 室長 (20311441)

キーワード脳神経疾患 / シグナル伝達 / 脳腫瘍 / 細胞極性 / 細胞接着
研究概要

細胞極性を制御する分子であるLAP蛋白質について、その細胞運動制御機能や分化と増殖の統御における機能を解析することを目的として、ヒトScribbleと結合する蛋白質を酵母two-hybrid法を用いて探索した。全長Scribbleをbaitとして行ったtwo-hybrid screeningで、p0071、delta-catenin、tetratricopeptide repeat, ankyrin repeat and coiled-coil containing 2(TANC2)、latrophilin 3(LPHN3)を含むいくつかの新規結合候補蛋白質を同定した。また、N末端のロイシン・リッチリピートの部分をbaitとしたtwo-hybrid screeningも行ったが、それでは良い候補蛋白質を得ることはできなかった。一方、ヒトScribbleのパルミトイル化の可能性についても検討した。ScribbleのN末端に存在する3個のシステイン(システイン4,システイン10,システイン22)の変異体を作製し、細胞に強制発現させてそれらの局在を観察したところ、システイン4およびシステイン10が、Scribbleの形質膜局在に重要であることが判明した。また、システイン4およびシステイン10の変異体は、野生型のものに比べて可溶性が高くなっていた。これらのことから、Scribbleのシステイン4およびシステイン10がパルミトイル化されている可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] PI3K-Aktシグナル経路へのERBINの関与の可能性2009

    • 著者名/発表者名
      井澤一郎、林裕子、稲垣昌樹
    • 学会等名
      第68回日本癌学会学術総会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県)
    • 年月日
      2009-10-03
  • [学会発表] ERBINの形質膜局在にはパルミトイル化が必要である2009

    • 著者名/発表者名
      井澤一郎、林裕子、稲垣昌樹
    • 学会等名
      第61回日本細胞生物学会大会
    • 発表場所
      名古屋国際会議場(愛知県)
    • 年月日
      2009-06-03

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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