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2010 年度 実績報告書

プロテオーム解析を用いた黄色靱帯肥厚機序の検討

研究課題

研究課題/領域番号 21591902
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

荻久保 修  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究 (00291584)

研究分担者 林 良美  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (80444967)
キーワードプロテオーム解析 / プロテアーゼ / インヒビター / 靱帯 / 変性肥厚 / 脂質代謝 / 肥満
研究概要

1. 多機能血漿タンパク質の生理機能の解析
既に手術時に採取した肥厚変性黄色靱帯について各種組織染色法を用いてZn-α2-glycoprotein (ZAG)、フィブロネクチンなどの細胞接着性タンパク質、高分子および低分子キニノーゲン、シスタチンC、βトレースなどのプロテアーゼインヒビターなど機能性血漿タンパク質が靱帯組織内に存在することを確認した。これらの血漿タンパク質は炎症、組織修復・創傷治癒などに関与する機能性タンパク質であり、変性黄色靱帯の瘢痕巣部にこれらのタンパク質を検出したことは局所的炎症の関与を伺わせるものである。本年はこれらの機能性タンパク質の中で、細胞接着活性を持ち、近年脂質代謝との関連性が注目されているZAGの生理機能について研究を進めていく。
2. ZAG定量的測定系の確立と生理活性中心の解析
ZAGはビトロネクチンやフィブロネクチンなどと同様に細胞接着性タンパク質として働く血漿タンパク質の一つであり、インテグリンを介して細胞接着作用を有する。既にELISA測定系を作製し、血清サンプルなどにおいて測定を進めた。血清を用いた本測定結果から、肥満因子と本タンパク質の関係を示唆したが、本年はこの実験を進め作製済みのモノクローナル抗体を用いてエピトープの解析を行い、また血清中から本タンパク質と反応する生理活性物質を解析する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 血漿Zn-α2-glycoprotein測定値と肥満との相関について2010

    • 著者名/発表者名
      林良美, 他
    • 学会等名
      第83回日本生化学会大会
    • 発表場所
      神戸ポートアイランド
    • 年月日
      20101207-20101210

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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