研究課題
基盤研究(C)
私たちは滑膜間葉幹細胞の浮遊液を軟骨欠損部に関節鏡視下で10分間静置し、細胞を軟骨欠損部に接着させる、低侵襲な関節軟骨の再生医療を開始している。滑膜間葉幹細胞の軟骨欠損部への接着効率の向上を目指し、細胞浮遊液へのマグネシウム添加効果を検討した。マグネシウムは容量依存性に、ヒト滑膜間葉幹細胞のcollagen coated dish及びヒト軟骨欠損部に対する接着性を増加した。家兎の滑膜間葉幹細胞を標識し、浮遊液を軟骨欠損部に静置した。5mMマグネシウム添加群は、移植1日後に接着細胞数を増加させ、2、4週後にはより豊富な軟骨基質を認めた。マグネシウム含有細胞浮遊液を軟骨欠損部に静置することにより、接着する細胞数が増加し、本法による軟骨再生医療の成績を向上させることが期待される。
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