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2009 年度 実績報告書

関節軟骨細胞に発現する破骨細胞分化制御因子の機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21591935
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

古賀 大介  東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (60422482)

研究分担者 麻生 義則  東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 寄附講座講師 (50345279)
竹田 秀  慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (30376727)
四宮 謙一  東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 教授 (20111594)
立川 哲彦  昭和大学, 歯学部, 教授 (10085772)
キーワード老化 / 関節軟骨 / RANK / RANKL / OPG
研究概要

変形性関節症(OA)は加齢に伴って関節軟骨の破壊と骨棘形成を進行することを特徴とする関節の変性疾患であるが、発症メカニズムが解明されたとは言いがたい。我々は関節軟骨に発現するosteoprotegerin(OPG)に着目し、近年、OPGは軟骨細胞に直接作用し、軟骨変性に抑制的に機能することを明らかにしたが、OPGの関節内における標的は依然明らかではない。本研究では、OPGと高い親和性にて結合するRANKLと、そのレセプターであるRANKの軟骨細胞内シグナル、軟骨細胞代謝における機能を検討している。リアルタイムPCR法による検証では、若年マウス軟骨細胞、およびマウス軟骨細胞様細胞株ATDC5において、レセプターであるRANKの発現は認められなかった。一方、変形性膝関節症の患者から採取したヒト滑膜細胞ではRANK,RANKLともに明らかな発現が認められた。これらの知見から、少なくとも若い軟骨細胞では、RANK/RANKLのシグナルカスケードは活性化されず、滑膜がRANKLやOPGの主な標的である可能性が示唆された。現在我々は、滑膜細胞におけるRANK/RANKLシグナルカスケードを解明すべく、解析を進めている。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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