研究課題/領域番号 |
21591950
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
弦本 敏行 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (60304937)
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研究分担者 |
進藤 裕幸 長崎大学, 病院, 教授 (30107677)
米倉 暁彦 長崎大学, 病院, 助教 (20380850)
梶山 史郎 長崎大学, 病院, 助教 (90418822)
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キーワード | 関節液 / 変形性関節症 / 関節リウマチ / 大動脈石灰化 |
研究概要 |
体内の異所性石灰化におけるcalcifying nanoparticle (nanobacteria)の振る舞いに関しては、2009年から2010年にかけて多くの学術雑誌にさまざまな研究報告が追加されている。それらは、尿路結石、大血管動脈や心臓弁の石灰化巣など多岐にわたっている。平成22年度は研究実施計画に基づき、各種関節疾患罹患関節および健常者から得られた合計14検体(関節液)に対して方法(Biosensor解析のための試料作成)に基づき試料を作成した。これらの試料に対して走査電顕像を取得し、元素分析を実施した。これまで精巣の石灰化症(Zhang)、Psammoma体(Jovanovic)、前立腺炎(Shen)、大動脈弁の石灰化巣(Candermir)などから同様の微粒子が検出されたと報告されている。そのため、これら国内外の研究内容を考慮し、解剖体から取得された大血管の動脈硬化病変に対して、HE染色標本および電顕画像を取得することによって同様のnanoparticleの存在の有無を確認する作業を並行して行った。 また、変形性関節症に対する基礎データ解析、情報収集のため、平成22年9月23日~26日にベルギー国ブリュッセルにおいて開催されたOsteoarthritis Research Society International 2010に参加した。
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