• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

骨・軟骨に発現する新規線維性コラーゲン分子群の組織特異的発現調節機構及び機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 21591952
研究機関大分大学

研究代表者

松尾 哲孝  大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)

研究分担者 吉岡 秀克  大分大学, 医学部, 教授 (00222430)
住吉 英明  大分大学, 医学部, 助教 (60343357)
濱中 良志  大分大学, 医学部, 助教 (60274750)
キーワードコラーゲン / 転写 / プロモーター / 軟骨
研究概要

軟骨に特異的に発現している新規コラーゲン分子マウス27型コラーゲンα1鎖遺伝子には、2つの選択的スプライシング産物が存在していることを既に見出している。そこで、今年度は、この2つの選択的スプライシング産物の発現機構を調べるために、これらに関与するプロモーターの解析を行うと共に、これら産物の組織における発現分布を検討した。
まず、2つの転写産物の上流領域を含むゲノムDNA断片をクローニングし、ルシフェラーゼ遺伝子の上流につないだコンストラクトを作製し、ラット軟骨肉腫細胞(RCS細胞)にトランスフェクションした時のプロモーター活性を検討した。その結果、2つの転写産物の上流領域には、それぞれに対応するプロモーター領域の存在がみとめられ、この遺伝子の転写調節機構は、選択的プロモーターによって行われていることが認められた。一方、この2つの転写産物の組織発現をin situハイブリダイゼーション法で検討したところ、その発現パターンは異なっており、1つの産物は従来から報告されている軟骨特異的の発現が認められたが、もう一つの産物は、非軟骨領域に発現しており、これら2つの産物の発現パターンも異なっていることが示された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Sp7/Osterix up-regulates the mouse pro-alpha3(V)collagen gene(Co15a3)during the osteoblast differentiation2010

    • 著者名/発表者名
      Wu YF, Matsuo N, Sumiyoshi H, Yoshioka H.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun. 394

      ページ: 503-8

    • 査読あり
  • [雑誌論文] The pro-alpha2(XI)collagen gene is expressed in odontoblasts2010

    • 著者名/発表者名
      Hamada Y, Sumiyoshi H, Matsuo N, Yun-Feng W, Nakashima M, Yanagisawa S, Yoshioka H.
    • 雑誌名

      Biochem Biophys Res Commun. 392

      ページ: 166-70

    • 査読あり
  • [学会発表] マウスV型コラーゲンα3鎖遺伝子の転写調節機構の解析2009

    • 著者名/発表者名
      松尾哲孝
    • 学会等名
      生物機能研究会
    • 発表場所
      宮崎・シーガイヤリゾート
    • 年月日
      2009-06-13

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi