研究課題/領域番号 |
21591952
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
松尾 哲孝 大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)
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研究分担者 |
吉岡 秀克 大分大学, 医学部, 教授 (00222430)
住吉 英明 大分大学, 医学部, 助教 (60343357)
濱中 良志 大分大学, 医学部, 助教 (60274750)
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キーワード | コラーゲン / 転写 / プロモーター / 軟骨 |
研究概要 |
軟骨に特異的に発現している新規コラーゲン分子マウス27型コラーゲンα1鎖遺伝子には、2つの選択的スプライシング産物が存在していることを既に見出している。そこで、今年度は、この2つの選択的スプライシング産物の発現機構を調べるために、これらに関与するプロモーターの解析を行うと共に、これら産物の組織における発現分布を検討した。 まず、2つの転写産物の上流領域を含むゲノムDNA断片をクローニングし、ルシフェラーゼ遺伝子の上流につないだコンストラクトを作製し、ラット軟骨肉腫細胞(RCS細胞)にトランスフェクションした時のプロモーター活性を検討した。その結果、2つの転写産物の上流領域には、それぞれに対応するプロモーター領域の存在がみとめられ、この遺伝子の転写調節機構は、選択的プロモーターによって行われていることが認められた。一方、この2つの転写産物の組織発現をin situハイブリダイゼーション法で検討したところ、その発現パターンは異なっており、1つの産物は従来から報告されている軟骨特異的の発現が認められたが、もう一つの産物は、非軟骨領域に発現しており、これら2つの産物の発現パターンも異なっていることが示された。
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