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2011 年度 研究成果報告書

パラバイオシスラットを利用した骨軟骨欠損修復細胞由来の解明と組織修復への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21591953
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関武庫川女子大学 (2011)
大阪市立大学 (2009-2010)

研究代表者

脇谷 滋之  武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (70243243)

研究分担者 星 学  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 病院講師 (50445037)
研究期間 (年度) 2009 – 2011
キーワード再生医療 / 細胞・組織 / 骨軟骨再生
研究概要

軟骨欠損修復部に動員され修復に関与する細胞の由来、性質を、G F Pラットと野生型ラットのパラバイオシスラットを使って経時的に解析した。その結果、骨軟骨欠損修復過程初期において、末梢血からの細胞が欠損部に集積することを明らかにした。
さらにこの結果に基づき、骨髄を刺激するgranulocytecolony stimulationfactorg(G-C S F)を150μg/kgで5日連続、ラットに投与すると、末梢血中の有核細胞数が3日目から6日目まで増加すること、その時点でラット膝関節に直径1.5mm、深さ1mmの骨軟骨欠損を作成すると、骨軟骨欠損修復が促進は軽度であることを明らかにした。
さらに良い修復を得るために、我々は、G-CSFの投与方法を変え、150μg/kgを2週間投与すると、末梢血中の有核細胞数を3日目から14日目までさらに大きく増加させる効果があることを明らかにした。その時点でラット膝関節に直径2mm、深さ2mmの骨軟骨欠損を作成し、2週間後に観察した。その結果、最初のG-CSF投与方法(150μg/kgを5日連続投与)における修復組織と比較して、Wakitaniscoreによる修復組織の定量評価、画像解析による組織修復率の定量評価、軟骨率の定量評価、軟骨下骨の定量評価とも、有意な改善は得られなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Nucleated cells circulating in the peripheral blood contribute to the repair of osteochondral defects only in the early phase of healing

    • 著者名/発表者名
      Okano T, Wakitani S, Okabe T, Takahashi M, Koike T, Nakamura H
    • 雑誌名

      J Tissue Eng Regen Med

      巻: (in press)

  • [学会発表] Stem cell mobilizationによる骨軟骨欠損修復2011

    • 著者名/発表者名
      岡野匡志、脇谷滋之、安田宏之、渭川徹秀、山田賢太郎、岡部高弘、川口杏夢、中村博亮
    • 学会等名
      第26回日本整形外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      前橋
    • 年月日
      20111020-21

URL: 

公開日: 2013-07-31  

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