研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、急性疼痛ストレスにおける中枢神経系(視床下部-下垂体-副腎系および脊髄後角の反応)および末梢(炎症部位)での疼痛・ストレス受容反応の分子基盤を疼痛受容と神経内分泌反応との機能連関という視点での解明を目的とした。具体的には、(1)急性疼痛ストレスモデルであるホルマリンテストによる視床下部における神経内分泌反応を明らかにした。(2)ニューロンの活動性の指標として汎用される前初期遺伝子の脊髄後角や視床下部室傍核における動態を明らかにした。(3)疼痛機序において、痛み・酸・温度センサーとして注目されているtransient receptor potentialをはじめとした受容体活性型Ca2+チャネルの疼痛受容反応における役割を明らかにした。
すべて 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (12件)
Proc Natl Acad Sci USA
DOI:10.1073/pnas.1200588109
Int J Cancer
DOI:10.1002/ijc.25535
J Neurosci
DOI:10.1523/JNEROSCI.2624-09.2009
Peptides
DOI:10.1016/j.peptides.2009.05.025
J Neuroendocrinol
DOI:10.1111/j.1365-2826.2009.01841.x