研究課題/領域番号 |
21591984
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
河野 安宣 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90423920)
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研究分担者 |
井上 聡己 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (50295789)
川口 昌彦 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (60275328)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 脳虚血 / ラット / ガレート / 低酸素誘導因子 |
研究概要 |
【目的】心停止、周術期低血圧・低酸素等による虚血性脳障害の発生は未だ大きな問題であり、患者自身の虚血耐性獲得や治療的手段の確立が重要である。虚血耐性獲得の一手段として、予め軽度の虚血負荷を与えるischemic preconditioningが知られており、そのメカニズムとしてhypoxia inducible factor(HIF)-1の関与が報告されている(NeuroRx 2004;1(1):26-35)。また、n-propyl gallate(nPG)が非低酸素状態であってもHIF-1を蓄積させることを発見した(連携研究者・広田喜一による)。nPGの投与により虚血耐性獲得に作用するという仮説をたて、nPGの脳保護効果とそのメカニズムを明らかにする。 実験:n-propyl gallate前投与による脳保護効果についての検討 300-350gのSDラットでの前脳虚血モデルを用いる。前脳虚血モデルはイソフルランで麻酔導入し、気管挿管した後、人工呼吸にて管理する。前脳虚血は外頸静脈からの脱血により平均血圧を35mmHgになった時点で、両総頸動脈を遮断する。遮断時間を10分群、8分群と2群にわけ、時間終了後に遮断を解除し、脱血した血液を返血する。体温は直腸温及び側頭筋温を測定し、37.5℃を目標に維持する。ラットをn-PG 100mg/kg投与群、sham群、vehicle群に無作為に振り分け、4日間腹腔内投与を行う。4日目に上記の前脳虚血を施行し虚血再還流7日目に4%パラホルムアルデヒトにて心還流を行い、脳切片を作成する。HE染色で海馬CA1領域の傷害細胞数(the number of necrotic neuron)をカウントし、n-PGの脳保護効果に及ぼす影響と、虚血の程度と脳保護効果の関連性について検討する計画であるが、10分群の標本数がなかなか獲得できない状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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