Ratを用いてpentobarbital麻酔下に、盲腸穿孔モデルを作成する。24時間後にイソフルラン麻酔下にRat脳を4%ハラホルムアルデヒドで還流固定。クライオスタットで脳スライスを作成し、作成した脳スライスにABC法を用いたImunohistochemistry法でNF-κBとAP-1発現部位を測定した。NF-κBとAP-1は海馬のCA-1領域にNF-κBとAP-1が多く発現していることがわかった。また同時刻での中枢神経障害の解析では、侵害刺激に対する逃避反応が抑制されていた。また電気生理学的手法によるCA-1領域の細胞活動も減弱していた。敗血症由来の中枢神経障害では、海馬のCA-1領域が特に障害されることが判明した。
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