これまでに412例の日本人、352例の米国人(白人)、75例の日系米国人が研究対象となった。排尿及び排便のQOLでは違いが見られなかった。性機能では米国人が最も高かった。日系米国人の性機能は日本人と米国人に比較して低値だが日本人と比較すると高値だった。性負担感の項目では日本人及び米国人は高値を示し有意差を認めなかったが、日系米国人は両群に比較し低値を示した。日系米国人のパートナーが日系人およびそれ以外の人種の2群にわけて日本人前立腺患者のQOLと比較した。その結果性機能においては両群に有意差を認めなかった。しかし日系人をパートナーに持つ群は他の人種をパートナーに持つ群に比較して性負担感の項目は高値であった。
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