研究課題
基盤研究(C)
転移性腎細胞癌に対する分子標的治療薬であるソラフェニブおよびスニチニブの早期治療効果をPET画像診断によって評価する臨床研究を実施した。その結果、^<11>C-acetate(AC)PETでは再発・転移病変のほとんどで高いトレーサー集積を認めた。高集積を認めなかったケースでは、病変が1cm未満と小さい場合であり、これは、トレーサー自体の問題ではなく、PET検査自体が有する空間分解能に由来すると考えられた。FDGPETでは、再発・転移病変によって、病変のサイズとは無関係に高集積を示すケースと、低集積を示すケースが混在しており、FDG PETによる腎細胞癌の病変検出能は不十分であると結論づけられた。これらの結果より、再発・転移性腎細胞癌の病変検出能においてAC PETは、DG PETと比較して優れていることが判明した。
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