研究課題
基盤研究(C)
腎癌はその組織型、遺伝子型、病態の異なる複数の腫瘍亜型で構成されていることが明らかになりつつある。我々は淡明細胞腎癌の転移の有無で発現量が大きく変動している遺伝子群のうち、3ヶ(AQP1, PLTP, PTHLH)に着目し、腎腫瘍500例以上について定量的リアルタイムPCRを用いて発現検証を行った。3遺伝子の発現は腎腫瘍組亜型ごとに特徴的なパターンがみられ、さらに患者予後とも密接に関連することを見出した。これらの3遺伝子は腎癌の組織型および予後診断に有用であることが示唆された。
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