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2009 年度 実績報告書

ウロプラキンIII-delta4を分子マーカーとした間質性膀胱炎の新規診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592074
研究機関香川大学

研究代表者

植月 祐次  香川大学, 医学部, 助教 (50524063)

研究分担者 常森 寛行  香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20380173)
張 霞  香川大学, 医学部, 助教 (30524061)
呉 秀賢  香川大学, 医学部, 助教 (10346645)
乾 政志  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (40314918)
杉元 幹史  香川大学, 医学部附属病院, 准教授 (10243768)
キーワード間質性膀胱炎 / ウロプラキン / 非潰瘍型 / ウロプラキンIIIデルタ4 / 分子診断
研究概要

UPIII-delta4の大腸菌リコンビナントをマウス、ラットに免疫し、UPIII-delta4に反応する抗体を多数取得した。その中から全長UPIIIに反応せず、バリアントであるUPIII-delta4に特異的に反応する抗体を選別するため全長UPIIIまたはUPIII-delta4強制発現細胞のサンプルを用いてWesternブロットによる反応性を確認した。その結果、delta4特異的な反応性を示す抗体産生ハイブリドーマがマウスで4種、ラットで33種確認された。単離されたモノクローナル抗体に対して、非潰瘍型間質性膀胱炎患者の膀胱生検組織を陽性検体、正常膀胱粘膜および膀胱癌組織を陰性検体として、一次スクリーニングを行った。その結果、マウスモノクローナル抗体6と14が良好な染色性と識別性を有することが判明した。次に、間質性膀胱炎患者の水圧拡張時に採取した膀胱粘膜51検体に対して免疫組織化学的解析を行った結果、非潰瘍型で92%(23/25)の高率で染色像が確認された。潰瘍型は17%(1/6)であった。非潰瘍型間質性膀胱炎の膀胱粘膜では非常に高率にUPIII-d4が上皮全体もしくは上層優位に発現が認められたが、潰瘍型検体においては、陽性発現は1/6と低率であった。潰瘍型では上皮剥脱のため、評価できない検体が20例あったため、潰瘍型に関して判定可能なサンプル数を増やし、現在解析中である。また、間質性膀胱炎患者尿中剥離細胞より抽出したmRNAに対してUPIII-delta4特異的プライマーを用いたRT-PCRによる検出系の開発を開始した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 間質性膀胱炎とウロプラキン2010

    • 著者名/発表者名
      張霞
    • 雑誌名

      Urology View Vol.8No.1

      ページ: 19-22

  • [学会発表] ウロプラキンと間質性膀胱炎2010

    • 著者名/発表者名
      筧善行
    • 学会等名
      第12回UTPシンポジウム
    • 発表場所
      東京都(フォーシーズンズホテル)
    • 年月日
      2010-01-16

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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