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2011 年度 実績報告書

遺伝子・環境因子からの尿路結石症予防の研究-メタボリックシンドロームとの関連-

研究課題

研究課題/領域番号 21592076
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

藤田 圭治  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (50264734)

研究分担者 伊藤 恭典  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 研究員 (70295608)
安井 孝周  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (40326153)
戸澤 啓一  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (40264733)
郡 健二郎  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (30122047)
キーワードメタボリックシンドローム / 尿路結石症 / 酸化ストレス / オステオポンチン / アディポサイトカイン
研究概要

私達はこれまでに、尿路結石形成においてオステオポンチン(OPN)などの結石関連物質の相互作用をしているかを調べる目的で、結石モデルマウス、OPNノックアウトマウス、OPN上流領域配列組み込みトランスジェニックマウスを用い、結石を形成させ、DNAマイクロアレイ解析を用い、結石形成時の発現遺伝子群と転写因子を同定し、各遺伝子の機能解析をRNA interference(RNAi)を用いて行った。
これらの同定した結石患者に特異的なexon7にSNPsをもつOPN遺伝子を結石モデルマウスの腎尿細管細胞にOPN遺伝子導入し、OPN遺伝子の発現様式、OPN蛋白の細胞内局在、蓚酸による細胞障害作用および結石抑制効果を調べた。すでにラット腎尿細管細胞への遺伝子導入法を開発している。これらの成果をもとに、結石モデルラットを用いた動物実験で遺伝子治療を開始する。遺伝子治療の効率と安全性についても確認した。
またOPNのプロモーター領域で発見した結石患者に特異的なhaplotype遺伝子をクローニングし、蓚酸カルシウム結晶接着によるOPN発現のプロモーター活性を調べた。OPN以外の結石関連蛋白遺伝子のSNPs解析をし、SNPsの結果を患者の背景(家族歴、食生活など)、結石成分を比較し、再発リスクマーカーとなり得るSNPsを見つけ出した。本研究ではこれらSNPsを用い、結石形成の危険度を予知するゲノムスクリーニング検査を開発しゲノム創薬に結びつけた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Efficacy of a selective alpha 1A adrenoceptor antagonist as a medical expulsive therapy against ureteral stones2011

    • 著者名/発表者名
      Yasunori Itoh, Takahiro Yasui, Keiji Fujita, Keiichi Tozawa, Kenjiro Kohri
    • 学会等名
      1^<st> Meeting of the EAU section of Urolithiasis
    • 発表場所
      The Mermaid Conference & Events Center(イギリス)
    • 年月日
      2011-09-08
  • [図書] V.症状・症候から診断へ。101-146、泌尿器科レジデントマニュアル(監修郡健二郎、編集佐々木昌一、戸澤啓一、丸山哲史)2011

    • 著者名/発表者名
      池上要介、橋本良博、神谷浩行、田口和己、池内隆人、藤田圭治、畦元将隆、岩瀬豊
    • 総ページ数
      101-146
    • 出版者
      医学書院

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公開日: 2013-06-26  

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