研究概要 |
超音波断層装置(超音波機器はLOGIQ7,Voluson E8 (GE Health care) に搭載されている3次元機能を活用した血流表示法,体積計測法と輝度階調によるヒストグラムを用い産科臨床研究の新しい可能を試みた.LOGIQ7を用いた3D画像構築方法とVoluson E8を用いた場合の3D画像構築方法によるVOCAL (Virtual Organ Computer-aided Analysis), 3D-power Doppler,さらに、3D超音波血流検出方法を用い次のことを試みた.(1)Color:カラー信号を3D表示する.(2)Niche:疑似空間な切断面画像,(3)Glass Body:カラーとグレー情報の両方を処理した合成ボリュームを作成,(4)Topographic Ultrasound Image (TUI):Volumeデーターを用いた一定間隔の平行面を多断面表示.(5)Wire Mesh表示法:3D-power DopplerとGlass Bodyを組み合わせた胎盤内血流と胎盤の殻形状の3D表示法.(6)輝度階調によるヒストグラム作成(2D,3D画像):2D,3DのGray scaleを用いたヒストグラム表示.結語:(1)胎盤の血流・血流領域計測と血管の形態を知る.(2)VOCALによる胎盤の体積とWire Meshによる面積と形態を知る.(3)胎盤の輝度ヒストグラムによる胎盤組織を知る. 結語:臨床研究としての3D超音波血流検出法による様々な胎盤血流表示を可能とした.期間中には正常妊娠経過群と妊娠高血圧症候群、子宮内胎児発育遅延のとの違いを早期に予測し予防するため経時的胎盤形成のシュミレーション化とMesh法を胎盤の設計図としたヒト胎盤モデル作製(3D-image)を目標とする.
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