研究課題/領域番号 |
21592165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
山中 昇 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10136963)
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研究分担者 |
保富 宗城 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90336892)
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連携研究者 |
田村 真司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (10244724)
戸川 彰久 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70305762)
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研究期間 (年度) |
2009 – 2011
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キーワード | 急性中耳炎 / ヒトBocaウイルス / 肺炎球菌 / ヒトメタニューモウイルス |
研究概要 |
急性中耳炎におけるウイルスと細菌の関連について研究を行った。急性中耳炎患児から得られた中耳貯留液の9. 7%から気道ウイルスが検出された。中耳貯留液中のhuman vocavirus(HBoV)と肺炎球菌が正相関することが明らかとなった。HBoVは小児急性中耳炎において臨床症状を増悪させ、臨床経過を延長する可能性があることが分かった。二次的な細菌感染の前に中耳内にウイルスが感染し、急性中耳炎の改善を遅延させることが分かった。 RV感染は培養細胞上のplatelet activating factor receptor(PAF-R)発現を増加させ、PAF-R阻害薬は細胞付着肺炎球菌を減少させた。これはウイルス感染が肺炎球菌の気道上皮細胞への接着を刺激することを示している。
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