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2009 年度 実績報告書

線溶系遺伝子変異マウスを用いた聴覚における線溶系の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 21592166
研究機関自治医科大学

研究代表者

石川 浩太郎  自治医科大学, 医学部, 講師 (60347987)

研究分担者 中村 謙一  自治医科大学, 医学部, 研究生 (10448855)
窓岩 清治  自治医科大学, 医学部, 講師 (70296119)
坂田 洋一  自治医科大学, 医学部, 教授 (40129028)
市村 恵一  自治医科大学, 医学部, 教授 (00010471)
キーワード耳科学 / 感音難聴 / 線溶系遺伝子
研究概要

線溶系遺伝子変異マウスを用いて聴覚における線溶系の機能解析組織を行うため、フラスミノケンアクチベーター(t-PA)ノックアウトマウス、プラスミノゲンアクテベーターインヒビター1(PAI-1)ノックアウトマウスなどの各種線溶系遺伝子変異マウスについて、実験に必要十分な検体を確保するため、コロニーを確立した。実験として、まずt-PAノックアウトマウスに注目して、5週齢、10週齢、15週齢のマウスを作成した。マウスの聴力測定の一つとして、計画書にあった通り聴性脳幹反応検査を行ったが、検査の安定性、信頼性を確立させることと、コントロールとしての正常マウスの聴力を把握するため、C57BL/6Jマウスの5週齢、10週齢、15週齢を作成し、その聴力測定を行うこととした。聴性脳幹反応検査を進める段階で、システムがなかなか安定せず、聴力正常と考えられるC57BL/6Jマウスの5週齢のマウスを使用しても、強大音での聴性脳幹反応は問題なく測定できるものの、閾値付折での反応が不安定であり、他の文献で提示されている閾値よりも高いレベルで反応が消失してしまうことが判明した。若齢t-PAノックアウトマウスでは音による驚愕反射が認められたため完全な聾ではないことは明らかであり、正確な閾値測定が不可欠である。信頼できる聴力閾値付近のデータを得ることが急務であり、正常マウスとの差を明確に述べられるよう実験を継続している。システムの安定を図ると共に、音による驚愕反射が低下しているように観察されている15週齢マウスの聴覚検査を行い、正常マウスとの差を検討中である。また他の線溶系遺伝子変異マウスについても順次、検査を進めている。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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