研究課題/領域番号 |
21592252
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
松本 長太 近畿大学, 医学部, 教授 (70229558)
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研究分担者 |
奥山 幸子 近畿大学, 医学部, 講師 (40268438)
高田 園子 近畿大学, 医学部, 講師 (30288914)
下村 嘉一 近畿大学, 医学部, 教授 (20162737)
橋本 茂樹 近畿大学, 医学部, 助教 (20388557)
有村 英子 近畿大学, 医学部附属病院, 助教 (90319715)
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キーワード | 緑内障 / 加齢黄斑変性 / フリッカー視野 / 変視症 / 早期診断 / 視野計 |
研究概要 |
我が国において、緑内障ならびに加齢黄斑変性などの各種黄斑疾患は、社会的失明の主原因であり、機能的側面からも確実な早期発見、経過観察が臨床上極めて重要な課題となっている。しかしながら、現在の視野検査では病態がかなり進行しなければ機能的異常を検出できず、より感度特異度に優れた新しい機能検査法の開発が待たれている。本研究の目的は、2枚の高解像度液晶シャッター、2個の高輝度白色LEDならびにハーフミラー、偏光プリズムを組み合わせた新しい視覚刺激方法を用い、平均輝度と背景輝度を一致させたフリッカー刺激の作成、ならびに変視定量図形を応用した2次元的変視定量の検証を行い、これら疾患の早期診断、経過観察に応用することにある。 平成21年度の計画は、本装置の高解像度液晶シャッター、高輝度白色LEDならびに各種光学系の開発を進め、実際の臨床検査器機として使用できる仕様に設計調整することであり、現在までに、下記の項目が開発、検証された。 1)1.0インチデジタル液晶シャッターによる視標光と背景光の制御 2)高輝度白色LED光源を用い、1~120Hzの任意周波数のSIN波点滅直接制御による視標光の点滅 3)赤外線による瞳孔監視 4)上記を総合的にコントロール可能なソフトウエアの開発 検査視標がフリッカー融合状態で背景照明と完全に融合させるべく、デジタル処理の液晶シャッターを用い信号ノイズを減少させ、各種位置調整機構を設け、光学系を含め、装置の微調整を行った。
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