研究概要 |
緑内障モデルラットでのsiRNAによる視神経節細胞保護の検討。 保護効果が期待できるCaspas3,caspase9 siRNAを33ゲージ針にて角膜輪部より硝子体腔内へ刺入し、硝子体腔内に注入を眼圧負荷の24時間前に導入を行った。ラットの上丘にフルオロゴールドを導入し網膜視神経節細胞を逆行性に染色を行った。2,7日後に4%パラホルムアルデヒドにて網膜を固定後、眼球摘出を行い、網膜伸展標本を作成し、蛍光顕微鏡下で1mm×1mmの範囲で蛍光標識されている視神経節細胞数を、視神経付近、視神経と赤道部、赤道部付近から4カ所で計測し、細胞の異型性、視神経節細胞数について観察を行う。 Caspas3,caspase9 siRNAを33ゲージ針にて角膜輪部より硝子体腔内へ刺入し、硝子体腔内に注入を眼圧上昇の24時間前に行い、眼圧負荷の2日後と7日後に、4%パラホルムアルデヒドによる灌流固定を行い網膜切片を作成し、網膜視神経節細胞層と網膜内網状層の菲薄化がcaspase導入群で抑制されていることを確認した。 Caspas3,caspase9 siRNAを33ゲージ針にて角膜輪部より硝子体腔内へ刺入し、硝子体腔内に注入を、眼圧負荷を24時間後に行った。2,7日後に生理食塩水の灌流固定にて網膜を固定、眼球摘出して網膜伸展標本を作成しRT-PCR法によりcaspase3のm-RNA活性が、siRNA導入群において抑制されていることが確認された。
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