研究課題
基盤研究(C)
神経芽腫は小児固形腫瘍で最も頻度が高く、MYCN遺伝子の増幅がその予後との関連を指摘されている。MYCN遺伝子に対して、同遺伝子の転写因子(SP1 and E2F)を標的とし、MYCN遺伝子転写を抑制するPIポリアミドをMYCN遺伝子増幅神経芽腫細胞株CHP134細胞へ投与し、細胞増殖抑制効果、およびMYCN遺伝子の発現抑制効果を確認した。また、神経芽腫細胞移植マウスを用い同様にPIポリアミドを投与したところ、MYCN遺伝子の発現が抑制され、腫瘍の増殖は抑制される傾向にあった。今後、神経芽腫に対する新規抗癌薬剤の候補となり得ると考えられた。
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