2009 年度実績報告書

ケロイド発生に関するIL-23/IL-17免疫経路の役割解明と新治療の確立

研究課題

研究課題/領域番号	21592298
研究機関	日本医科大学
研究代表者	土佐眞美子日本医科大学, 医学部, 助教 (30301568)
研究分担者	M Ghazizadeh 日本医科大学, 老人病研究所, 准教授 (30190979) 村上正洋日本医科大学, 医学部, 准教授 (00239500)
キーワード	ケロイド / IL-17 / IL-23
研究概要	ケロイド患者におけるTh17細胞の分布状況を把握し、次にケロイドにおけるTh17細胞関連サイトカイン(IL-23,IL-17,IL-22)の発現状況を確認した。その結果、ケロイド患者におけるTh17細胞分布は、正常人と比較して増加していた。また、ケロイド組織部におけるTh17細胞の分布は、ケロイド下部と周囲に多く認められた。正常皮膚においては、ほとんど認めなかった。現在、IL-22,23などのTh-17細胞関連サイトカインについての解析を行っている。Th17細胞がケロイド発生に関与している可能性が示唆され、今後、解析を継続する。