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2011 年度 実績報告書

病院前救護における気管挿管の安全性と確実性の向上

研究課題

研究課題/領域番号 21592309
研究機関広島大学

研究代表者

貞森 拓磨  広島大学, 病院, 病院助教 (40437611)

研究分担者 谷川 攻一  広島大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90258624)
河本 昌志  広島大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (40127642)
新畑 知子  広島大学, 病院, 医科診療医 (70549815)
キーワード映像伝達 / 生体情報 / 遠隔医療 / 気管挿管
研究概要

平成23年度では、平成23年3月30日から全ての救急隊(38隊)から管内の4つの基幹病院(広島大学病院、県立広島病院、広島市立広島市民病院、広島市立安佐市民病院)に傷病者の動画像等を伝送できる当システムの運用を開始。救急車からの動画像等の伝送には、NTTドコモのフォーマ回線を採用。データセンターから医療機関までは、IP-VPN網によるセキュリティレベルの高いネットワークを構築。救急車内には、傷病者の動画像を撮影するための固定カメラ、血圧や脈拍、心電図などを測定し、伝送に見合ったデータ出力が可能な救急モニタ、それらの動画像やデータを伝送するための伝送装置、更に、傷病者の負傷部位などの詳細画像や救急車外の状況等を撮影・伝送するためのポータブルカメラとポータブル伝送装置を装備。動画像等を受信する医療機関側には、受信装置(パーソナルコンピュータ)及び医師が院内を移動中であっても画像を見ることができる携帯端末を整備。また8月1日には消防庁より「救急救命士の気管内チューブによる気道確保の実施に関わるメディカルコントロール体制の充実強化について」等の一部改正が行われ救急救命士によるビデオ喉頭鏡の使用が認可された。システムはビデオ喉頭鏡を伝送できるようにも設計されており、遠隔による気管挿管の確認、また気がつかない食道挿管などを含む気管挿管の合併症を回避するものとしても期待される。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 自作伝送システムを用いたビデオ喉頭鏡エアウェイスコープによる気管挿管映像の遠隔地への伝送と課題2011

    • 著者名/発表者名
      貞森拓磨
    • 雑誌名

      日本臨床救急医学会誌

      巻: 14 ページ: 415-420

    • 査読あり
  • [学会発表] ICTを利用した救急現場からの映像伝送システムの運用と課題2011

    • 著者名/発表者名
      貞森拓磨
    • 学会等名
      第39回日本救急医学会総会・学術集会
    • 発表場所
      新宿京主プラザホテル
    • 年月日
      2011-10-19
  • [学会発表] 災害時の情報共有システム2011

    • 著者名/発表者名
      貞森拓磨
    • 学会等名
      第39回日本救急医学会総会・学術集会
    • 発表場所
      新宿京王プラザホテル
    • 年月日
      2011-10-18
  • [図書] ビデオ喉頭鏡(エアウェイスコープ)気管挿管のポイントとトラブル対策2011

    • 著者名/発表者名
      谷川攻一、楠真二、貞森拓磨、竹中ゆかり
    • 総ページ数
      64
    • 出版者
      へるす出版

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公開日: 2013-06-26  

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