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2012 年度 研究成果報告書

脳代謝モニタリング・網羅的脳代謝解析に基づく心肺停止蘇生後に病態及び治療の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 21592316
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 救急医学
研究機関日本医科大学

研究代表者

恩田 秀賢  日本医科大学, 医学部, 助教 (30521603)

研究分担者 布施 明  日本医科大学, 医学部, 准教授 (80238641)
増野 智彦  日本医科大学, 医学部, 講師 (00318528)
横田 裕行  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授授 (60182698)
横堀 將司  日本医科大学, 医学部, 助教 (70449271)
研究期間 (年度) 2009 – 2012
キーワード低体温療法 / マイクロダイアリシス / 蘇生後脳症 / 脳代謝モニター / 全脳虚血再灌流
研究概要

VFによる突然の心停止患者の一部は低体温療法により生存退院率が改善することが示されているが、蘇生後早期に転帰を予測できるような有効な指標、モニタリング法が存在しないため、どの施設においてもガイドラインに則った画一的な治療を行った後に、転帰がどうなるかを結果から判断するしかないのが現状である。我々は蘇生後早期に転帰を予想可能な指標を見出すために、蘇生後脳症4例に対してマイクロデアリシス(MD)法を用いて検討を行った。年齢は10歳から82歳で全て男性であった。心停止時間は28分から55分で、転帰はgood recovery(GR)2例、vegetative state(VS)2例であった。なお、MD施行に際しては院内倫理員会の承認を得た。GRではMD施行時から細胞膜障害の指標であるグリセオールは400μMを超えることはなく、経時的に順調に低下した。また、興奮性アミノ酸のグルタミン酸濃度も16μMを超えことはなかった。一方、VSではグリセオール、グルタミン酸濃度は当初から高値で、経時的にもGR群に比較して高値で推移した。また、乳酸/ピルビン線比も常時30以上で推移した。蘇生後脳症に対するMDは神経細胞の虚血状態を把握することが可能で、転帰の判定に有用である可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] マイクロダイアリシス(MD)を用いた蘇生後脳症の病態把握日本医科大学付属病院高度救命救急センター

    • 著者名/発表者名
      恩田秀賢、五十嵐豊、渡辺顕弘、和田、鈴木剛、松本学、布施明、横田裕行
    • 学会等名
      第23回日本脳死脳蘇生学会総会学術集会
    • 発表場所
      神戸中央市民病院救命救急センター渥美生弘

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公開日: 2014-08-29  

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