研究課題
基盤研究(C)
本研究は、骨芽細胞分化に必須の転写因子であるRunx2の歯牙における第三象牙質形成との関連を明らかにすることを目的とし、ヒト抜去歯における第三象牙質、および実験的にマウス臼歯に形成させた修復象牙質を対象にして、第三象牙質におけるRunx2の発現と基質の性状を組織化学的に解析した。その結果、ヒト第三象牙質およびマウス修復象牙質の形成細胞はRunx2を発現しており、また、それらの細胞と基質には骨組織に主に発現するosteopontinやosteocalcin等が強く発現していた。すなわち、第三象牙質の形成にはRunx2が関与し、その基質は骨組織の性状と類似していることが明らかになった。
すべて 2011 2010 2009
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (9件)
PLoS One
巻: 6(11) ページ: e27487
J Bone Miner Metab
巻: 29(6) ページ: 662-7
巻: 6(4) ページ: e19158
Am J Orthod Dentofacial Orthop
巻: 139(2) ページ: 196-205
J Electr Microsc Technol Med Biol
巻: 23(2) ページ: 50