研究概要 |
本研究はmiRNA発現プロファイルによるmiRNAの選抜、miRNAのエピジェネティクスな発現調節の解明、siRNAのラットおよび培養細胞へ導入よる制御機構の解明を目的としたものである。 miRNA検出と定量の解析にはTaqMan Assayと定量リアルタイムPCRを用います。Appiled Biosytems Step One plus Fast : Real time PCR機器を使用し、miRNAに対して特異性を持つ逆転写プライマーを用いて、個々のmiRNAごとに逆転写反応を行い、この反応により成熟型miRNAを特異的に逆転写する。Loop構造を持つ逆転写プライマー由来の配列が、特異性を持つリバースプライマーとして機能するため、特異性を高めることが出来る。さらにTaqMan PreAmp Master MixによりターゲットとするmiRNAを特異的に解析実行中であります。 また、新規に選抜されたmiRNAと今までに報告されたmiRNAを用いて解析を同時に行う予定であります。方法は、舌がん発生細胞または舌癌細胞株を用いて、DNAメチル化阻害剤である5-Aza-Cdやヒストン脱アセチル化酵素阻害剤で処理し、高発現するmiRNAを選択して、CpCアイランド領域に存在するmiRNAは、異常によりその発現が抑制されていたのかを個々RT-PCR法により解析する。なお解析する遺伝子は以下の通りである。 癌遺伝子:miR-17-92,miR-21,miR-106a,nmiR-155/BIC,mir-221/222,miR-372/373 癌抑制遺伝子:let-7 family,miR-15a/16,miR-29,miR-34,mir=122a,miR-125b,miR-127
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