歯科パノラマX線撮影の診断参考レベルを確立し、患者防護の最適化を推進するため、線量幅積(DWP)を広域調査する必用がある。CT用光刺激ルミネセンス線量計(以下OSL線量計)をパノラマ撮影のDWPを測定するために改良した。改良したOSL線量計を用いて、DWPを測定し、また同時にX線フイルムを用いてビームの高さHを測定した。面積線量DAPはDWPとHの積で計算した。これらのDWPとDAP値の正確さを校正された電離箱による測定値と比較して評価し、パノラマ撮影広域調査のための新線量測定法としての有用性を検証した。
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