• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

放射線治療における歯科インプラント周囲の線量シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 21592405
研究機関愛知学院大学

研究代表者

内藤 宗孝  愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (20167539)

研究分担者 有地 榮一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00150459)
キーワード線量 / シミュレーション / 放射線治療 / 歯科インプラント / 下顎モデル
研究概要

頭頚部悪性腫瘍には放射線治療が適応されることが多いが,歯科インプラント治療の普及に伴い,インプラント体が照射野に含まれることも十分考えられる.その場合,埋入された歯科インプラントからの散乱線により周囲骨の線量が増大することが考えられ,結果として,骨壊死や歯科インプラント脱落の危険性が増加するかも知れない.しかしながら,歯科インプラント周囲の正確な線量分布を実測することは困難である.
そこで,モンテカルロ法を用いた線量シミュレーションにより歯科インプラント周囲の線量を評価する研究を創出した.
本年度には,下顎の数学ファントムの作製とモンテカルロ法を用いた線量シミュレーションを行なった.
被写体としてランドファントムを用いてマルチスライスCT撮影(GE横河メディカルシステム,Hispeed NxiPro)を行ない,その下顎骨領域のCT画像において,CT値を用いて骨,軟組織および空気の3領域に分離し,下顎の数学ファントム(0.3x0.3x0.3mm^3ボクセル)を作製した.
線量シミュレーションにおいては,モンテカルロコードEGS5(Electron Gamma ShowerVer5)を使用した.舌癌に対する6MV-X線を用いた外部照射の放射線治療(照射野5X5cm,SSD100cm)を設定した.そして,歯科インプラント(Ti)を下顎第1大臼歯部に配置し,歯科インプラント周囲の散乱線による影響を検討した.また,対照として,歯科インプラントが存在しない場合の計算も行なった.
来年度にこれらの結果をまとめることを予定としている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 放射線治療におけるインプラントからの散乱線シミュレーション2009

    • 著者名/発表者名
      内藤宗孝(4番目), 有地榮一郎(9番目), 他7名
    • 学会等名
      NPO法人日本歯科放射線学会第209回関東地方会
    • 発表場所
      鶴見大学(横浜)
    • 年月日
      2009-07-11

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi