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2009 年度 実績報告書

歯の漂白の評価のための変色歯モデルと評価システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21592414
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大槻 昌幸  東京医科歯科大学, 医歯学総合研究科, 准教授 (30203847)

キーワード変色歯 / 歯の漂白 / 牛歯 / オフィスブリーチ
研究概要

本研究の目的は、ヒト抜去歯と比べて比較的容易に入手できる抜去牛歯に着目し、牛歯を色素で着色して変色歯モデルを人工的に作製し、これを用いてオフィスブリーチのための漂白材、漂白法を評価するためのシステムを確立することにある。そこで、まず、変色歯モデルを作成するための染色液、染色方法の決定をすべく、各種色素試薬および着色性の食品等を用いて変色歯モデルの作成を試みた。これらの色素溶液を用いて各種条件で牛歯を着色して、漂白材の評価モデルとしての適性を検討したところ、紅茶が変色歯モデル作成の色素として最適であることが明らかとなった。紅茶を色素として用いて牛歯変色歯モデルを作成し、これを用いて、可視光応答型二酸化チタン光触媒含有のオフィスブリーチング材に対して404nm青紫レーザー光源を用いた際の漂白効果を評価したところ、本変色歯モデルが漂白効果の評価モデルとして適切であることが明らかとなった。また、本変色歯モデルと他のin vitroの方法、および、臨床評価を比較するために、メチレンブルー水溶液、および、ヘマトポルフィリン染色紙を用いた可視光応答型二酸化チタン光触媒含有のオフィスブリーチング材の評価、および、ホームブリーチング材の臨床評価を行った。今後、これらの結果と牛歯変色歯モデルを用いての評価結果を比較・検討する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Effects of light sources and visible light-activated titanium dioxide photocatalyst on bleaching2009

    • 著者名/発表者名
      Suyama Y, Otsuki M, Ogisu S, Kishikawa R, Tagami J, Ikeda M, Kurata H, Cho T
    • 雑誌名

      Dent Mater J 28

      ページ: 693-699

    • 査読あり
  • [学会発表] 可視光応答型酸化チタン光触媒を含有する漂白材の評価2009

    • 著者名/発表者名
      藤田由美子,大槻昌幸,田上順次
    • 学会等名
      第20回日本歯科審美学会学術大会
    • 発表場所
      品川区立総合区民会館(東京都)
    • 年月日
      2009-09-19
  • [学会発表] ホームホワイトニング材(ティオンホーム)の臨床評価についての報告2009

    • 著者名/発表者名
      岸川隆蔵、大槻昌幸、趙永哲、池田正臣、三浦宏之、田上順次
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2009年度春季学術大会(第130回)
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      2009-06-12
  • [学会発表] 各種光源が光触媒含有の漂白材(TiON in Office)の漂白効果に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      岸綾香、大槻昌幸、田上順次
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2009年度春季学術大会(第130回)
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      2009-06-12
  • [学会発表] 405nm青紫半導体レーザーが漂白効果に及ぼす影響2009

    • 著者名/発表者名
      高岡丈博、田野絵里、岸綾香、岸川隆蔵、加藤純二、大槻昌幸、田上順次
    • 学会等名
      日本歯科保存学会2009年度春季学術大会(第130回)
    • 発表場所
      札幌コンベンションセンター(札幌市)
    • 年月日
      2009-06-12

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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