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2009 年度 実績報告書

顎関節症発現にかかわる歯牙接触習癖測定システムの開発と診断・治療法の構築

研究課題

研究課題/領域番号 21592471
研究機関昭和大学

研究代表者

古屋 良一  昭和大学, 歯学部, 教授 (80092435)

研究分担者 阿部 有吾  昭和大学, 歯学部, 助教 (40449088)
馬場 一美  昭和大学, 歯学部, 教授 (80251536)
船登 雅彦  昭和大学, 歯学部, 講師 (10146897)
木野 孔司  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 准教授 (80143585)
キーワード顎関節症 / 歯牙接触習癖 / E-mail / 携帯電話
研究概要

歯牙接触習癖測定システムは対象者が日常使用している携帯電話のEメール機能を利用し,Eメールの送受信をコントロールし,データ集積・解析が可能な専用ソフトウェアとホストコンピューターから構成される.携帯電話は基本的なEメール機能を有していれば市販のものがそのまま使用可能である.ホストコンピューター上にインストールされた専用ソフトウェアから対象者の携帯電話に歯牙接触習癖関連の質問事項を内容とするEメールが予めプログラミングされたスケジュールで送信される.Eメールを受信した対象者が質問事項に対する返答を選択すると自動的に返信メールが立ち上がり,対象者が送信ボタンを押すことにより返信される.ホストコンピューターに返信メールデータが集積され,これらのデータは自動的に解析される.Eメールの質問事項・送信間隔・頻度・期間等についてはソフトウェア上で変更・設定可能である.本システムの初期運用結果を以下に示す.被験者は,研究協力への同意の得られた歯牙接触習癖自覚者6名(男性2名,女性4名,平均年齢30歳)である.測定は連続10日間行い,毎日午前8時から午後9時までの13時間の間に,20±9分間隔で39回,被験者に対してEメールを自動送信した.その結果、測定期間中に6名の被験者に対して総計2,340のEメールが送信された。それらに対する有効な返信回答の割合は約68%であった.有効返信回答のうち機能的咬合接触の割合は約10%,歯牙接触習癖は約33%であった.以上の結果より,本歯牙接触習癖測定システムには比較的高いコンプライアンスが期待でき,歯牙接触習癖の実態を正確かつ詳細に測定する上で有用であると考えられた.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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