インプラント埋入初期におけるオッセオインテグレーション獲得を阻害する原因の解明

2010 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 21592488
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 堀内 留美 北海道大学, 病院, 助教 (10374274)
• 研究分担者: 横山 敦郎 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (20210627) ; 山本 悟 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (10344524) ; 堀内 正隆 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (90322825)
• キーワード: オッセオインテグレーション / マイクロアレイ / チタンインプラント / Real time PCR

研究概要

本研究では、現在の歯科インプラント治療において、オッセオインテグレーションを獲得しない場合のインプラント初期治癒過程について、in vivo及びin vitroで評価し、オッセオインテグレーションを阻害する原因について解明することを目的としている。
前年度のマイクロアレイ解析の結果、インプラント周囲に見られる4万個あまりの遺伝子の中で,A.オッセオインテグレーション獲得モデルおよびB.オッセオインテグレーション非獲得モデルの両群それぞれについて、C.コントロール群に対し高い発現率を示した遺伝子についてReal time PCR解析を行った。
Real time PCR解析:
1.cDNAの合成:One step SYBR^<[○!R]> PrimeScript^<[○!R]> PLUS RT-PCR Kit(Perfect Real Time)を用いて,マイクロアレイ解析に用いたのと同じtotal RNAからそれぞれのcDNAを合成した.
2.Real time PCR解析:Thermal Cycler Dice Real Time System IIを用いて,合成したそれぞれのcDNAについて,マイクロアレイ解析の結果顕著な発現差異を認めた遺伝子に関する相対的な発現域の確認を行った.