• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

生体安全化処理を施したチタン合金の審美性歯科補綴物への応用

研究課題

研究課題/領域番号 21592503
研究機関日本大学

研究代表者

米山 隆之  日本大学, 歯学部, 教授 (00220773)

研究分担者 廣瀬 英晴  日本大学, 歯学部, 准教授 (80130590)
キーワード歯学 / チタン合金 / 歯冠補綴 / 表面処理 / 接合性
研究概要

Ti-6Al-7Nb合金、Ti-15Mo-5Zr-3A1合金および第4種純チタンについて、4.0mm×12mm×25mmの直方体形状の試料を、機械加工によって追加作製した。また、電解液を水57.2%+グリセリン35.7%+乳酸7.1%とし、対極は純チタン、電解電圧50Vの条件で、未処理合金試料の電解処理を実施した。
前年度にチタン合金と前装材の接合性評価法として曲げ試験を実施したが、試験システムの不調によるデータの誤差が認められたため、再試験を実施した。すなわち、ISO 6872に合わせた治具を再調整し、Ti-6Al-7Nb合金、Ti-15Mo-5Zr3A1合金および第4種純チタンについて試験を実施した。その結果、曲げ強さは大きい方から順にTi-6Al-7Nb合金、Ti-15Mo-5Zr3Al合金、チタンであり、すべて有意差が認められた。また、曲げ弾性係数は、第4種純チタンで94.6GPa、Ti-6Al-7Nb合金では88.3GPa、Ti-15Mo-5Zr-3Al合金では76.8GPaを示し、純チタンとTi-6Al-7Nb合金との間には有意差が認められなかったが、Ti-15Mo-5Zr-3Al合金では有意に小さくなった。
電解処理を施したチタン合金試料についてアノード分極試験を実施した結果、腐食電位の上昇および不動態保持電流密度の低下が認められ、耐食性を向上する効果が確認された。さらに、チタン合金と前装材の複合化試料を作製し、接合性ならびに耐食性についてのデータを集積している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Properties of Ti-15Mo-5Zr-3Al alloy dental castings2011

    • 著者名/発表者名
      米山隆之
    • 学会等名
      The 11th International Symposium on Biomaterials
    • 発表場所
      Novotel(韓国・テグ)(招待講演)
    • 年月日
      2011-05-30

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi