研究課題
基盤研究(C)
本研究は、一酸化窒素(NO)およびその合成酵素である一酸化窒素合成酵素(NOS)の腺様嚢胞癌血行性転移との関わりについての検討を目的とし、ヌードマウス可移植性口底腺様嚢胞癌株の高転移能を有する未分化癌(ACCIM)ヌードマウスモデルを用いて、NOS阻害剤や代表的なケモカインレセプターであるCXCR4拮抗薬およびiNOS阻害剤投与による影響を検討した。その結果、NOS阻害剤やCXCR4拮抗薬はアポトーシスを誘導し、腫瘍の血管新生や増殖を阻害すること、さらにCXCR4は転移、iNOSは腫瘍増殖および転移に関連する因子であることが示唆された。
すべて 2011 2010
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
Oncol Rep
巻: 24 ページ: 31-36
DOI:10.3892/or_00000825