研究課題/領域番号 |
21592572
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
此内 浩信 岡山大学, 大学病院, 講師 (20294423)
|
研究分担者 |
浅海 淳一 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (60184131)
柳 文修 岡山大学, 大学病院, 講師 (50284071)
久富 美紀 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (60314704)
松崎 秀信 岡山大学, 大学病院, 助教 (70325124)
|
キーワード | 口腔癌 / リンパ節転移 / リンパ管 / dynamic CE-MRI / MRI / 免疫染色 |
研究概要 |
本研究は、dynamic CE-MRIを用いて、口腔癌の転移の潜在性を評価できるかを調査することを目的としている。本年度は本研究の初年度につき、すぐには新規の患者データを採取できないため、これまでの既存データを用いて、初期調査を行った。本年度計画のうち「dynamic CE-MRIのデータ処理と解析」については顎骨内病変の既存データで行い5月の第50回日本歯科放射線学会総会(大阪)で「下顎枝に発生した歯原性病変の画像診断」としてまとめ報告するとともに、意見交換と情報収集を行った。「病理組織学および免疫組織学的検討」、「dynamic CE-MRIデータと病理組織学・免疫組織学データの比較検討」の項目について、既存の病理標本データを今回購入した画像解析・測定ソフト「Win ROOF」で解析し、「Dynamic contrast-enhanced magnetic resonance imaging for estimating tumor proliferation and microvessel density of oral squamous cell carcinomas」としてまとめて、6月の17th International Congress of Dentomaxillofacial Radiology(オランダ、アムステルダム)で学会発表するとともに意見交換と情報収集を行った。これらを踏まえ、データ処理と解析法に改善を加えて、新規患者のMRI撮像データと手術材料から病理標本作製を作成、データ収集を開始した。来年度はさらにデータを収集するとともに術後患者の経過を継続的にみる予定である。
|