研究課題
基盤研究(C)
ラット胎生期下顎隆起におけるFGF受容体(FGFR)遺伝子の発現パターンを検討した。さらに下顎隆起由来細胞の高密度培養においてFGFシグナルを活性化したところ、FGF-FGFRシグナルの下流にあるERK(extracellular signal-regulated kinase)のリン酸化の亢進が認められた。また、FGFR2cのshort hairpin RNA(shRNA)ベクターを下顎培養器官へ導入したところ、メッケル軟骨形態の変化が認められた。以上の結果より、FGF受容体は胎生期下顎の形態形成において重要な役割を果たしていることが示唆された。
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