研究課題/領域番号 |
21592660
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研究機関 | 明海大学 |
研究代表者 |
安井 利一 明海大学, 歯学部, 教授 (20146252)
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研究分担者 |
竹下 玲 明海大学, 歯学部, 准教授 (70236454)
日比野 靖 明海大学, 歯学部, 准教授 (20238322)
村上 幸生 明海大学, 歯学部, 准教授 (00286014)
松本 勝 明海大学, 歯学部, 准教授 (00209652)
清水 良昭 明海大学, 歯学部, 准教授 (90206219)
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キーワード | 歯学 / 細菌 / 歯周疾患 / 歯周病原性細菌 / P.gingivalis / 線毛 / 付着 / 歯科バイオマテリアル |
研究概要 |
〓歯周病原性細菌Porphyromonas gingivalis線毛の抽出と精製方法の確立 Porphyromonas gingivalis(P.gingivalis)を培養後、遠心にて回収し、物理的に線毛を菌体から剥離させる。線毛を含む上清画分に40%飽和硫酸アンモニウムを加え、タンパク質を塩析させた後、透析したものを、タンパク質画分として、DEAE Sepharose Fast Flow clumn(GE Healthcare)に吸着させ、0から1MのNaCl直線濃度勾配溶出法で精製線毛を分画し、得られた線毛を、SDS-PAGEの気泳動で、単一バンドであることを確認した。GE社のGE ATKA prime plusを使用し、線毛の精製を行っているが、精製が過程で線毛のロスが著しく、現在も、精製法の確立を継続している。 〓Porphyromonas gingivalis線毛のマクロファージ様細胞の作用の検討 精製した、Porphyromonas gingivalis(P.gingivalis)線毛は、強いサイトカイン誘導作用を有している。そこで、精製した線毛が、その活性を有していることを確認する目的で、マクロファージ様細胞RAW264.7細胞のサイトカイン誘導能について確認した。 また、単球様細胞としてM1細胞を用いP.gingivalis線毛のアポトーシスに対する影響を検討した。その結果、本菌線毛は、本細胞のアポトーシスを強く抑制することが明らかとなった。
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