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2009 年度 実績報告書

歯科恐怖における脳神経メカニズムと精神科的アプローチの効果に関する脳機能画像研究

研究課題

研究課題/領域番号 21592666
研究機関日本歯科大学

研究代表者

苅部 洋行  日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50234000)

研究分担者 大久保 善朗  日本医科大学, 医学研究科, 教授 (20213663)
鈴木 秀典  日本医科大学, 医学研究科, 教授 (30221328)
舘野 周  日本医科大学, 医学部, 講師 (50297917)
八幡 憲明  東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70409150)
キーワード歯科恐怖 / 脳神経メカニズム / 視覚刺激 / fMRI
研究概要

1)視覚刺激課題の作製
歯科治療時の不快な視覚刺激を素材とした心理課題を作製した。視覚刺激素材として、歯科治療時に恐怖を抱く光景(注射針の画像など)72枚を作製し、同時に類似した光景(恐怖を抱かない画像)72枚を作製した。また、国際情動画像システム(International Affective Picture System ; IAPS)のNeutral画像から72枚の画像を選択し、計216枚の画像にて心理課題の作製を行った。
2)予備研究の実施
MRI装置による撮像、撮像前後における心理テストの施行、および唾液採取とストレス関連物質の定量分析を予備的に実施した。fMRIの実験デザインは、ブロックデザインとし、課題呈示のブロックと安静条件(レスト)を交互に繰り返して実施した。視覚刺激課題では、ゴーグル型視覚刺激呈示装置に刺激画像を順次呈示し、被験者がこれを見ている間の脳活動をfMRIで記録できることを確認した。心理テストの施行に際しては、記入順序の設定や記入環境の影響への配慮を含めて検討を行った。唾液採取に関しては、採取方法と保存・運搬方法の検討を含め、定量分析の精度の設定について検討を行った。また、一連の心理テストの施行と唾液採取に関する実施状況が被験者への心理的負担なく実施できるように環境設定を行った。
3)fMRI検査の実施
研究参加に同意の得られた健康成人5名(女性3名、男性2名)に対してfMRI検査を実施し、歯科治療時の不快な視覚刺激を素材とした心理課題を施行した。今後、被験者数を増加し不快刺激呈示時の脳活動と、歯科恐怖度・健康関連QOL・心理性格特性・ストレス関連物質・バイオマーカー等との関連性を評価していく所存である。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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