研究課題/領域番号 |
21592666
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
苅部 洋行 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (50234000)
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研究分担者 |
大久保 善朗 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20213663)
鈴木 秀典 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30221328)
舘野 周 日本医科大学, 医学部, 講師 (50297917)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 歯科恐怖 / 脳神経メカニズム / 視覚刺激 / fMRI / 聴覚刺激 |
研究概要 |
1) 聴覚刺激課題のfMRI検査-健康成人群と歯科恐怖群との比較-:歯科治療時の不快な聴覚刺激を素材とした心理課題についてfMRIの実験デザインは、ブロックデザインとし、課題呈示のブロックと安静条件(レスト)を交互に繰り返した。研究参加に同意の得られた健康成人22名に対して聴覚刺激課題のfMRI検査を実施した。同様に、研究参加に同意の得られた歯科恐怖を有する成人12名(Dental Fear Survey [DFS]>50)に対してfMRI検査を実施し、歯科治療時の不快な聴覚刺激を素材とした心理課題を施行した。健康成人群と歯科恐怖群の聴覚刺激課題に対するfMRI検査データを解析し、歯科恐怖に関わる脳領域を特定するとともに、心理テストによる性格傾向についても分析し、2群間の比較を行った。これらの結果は、International Association for Disability and Oral Healthにて学会発表を行った。 2)歯科恐怖症例の傾向分析:今後、歯科治療に恐怖を抱いている成人患者をリクルートするために、日本歯科大学附属病院心療歯科診療センターに来院した歯科治療恐怖患者の実態調査を行った。調査結果から、多くの症例で行動療法による脱感作が可能であることが明らかとなり、fMRI検査で用いられた聴覚刺激課題や視覚刺激課題が有用となる可能性が示唆された。これらの結果は、日本障害者歯科学会にて学会発表を行った。 3) 視覚刺激課題のfMRI検査実施:視覚刺激課題について、歯科恐怖を有する成人13名(Dental Fear Survey [DFS]>50)に対してfMRI検査を実施し、健康成人1名の被験者を追加した。今後、不快刺激呈示時の脳活動を2群において比較検討していく所存である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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