| 研究概要 |
う蝕原性細菌のミュータンスレンサ球菌はスクロースを基質としてバイオフィルム形成に強く関与する非水溶性グルカンを合成する。このグルカンのα1, 6-およびα1, 3-グルコシド結合を効率的に分解できる酵素を創出するのが本研究の目的である。そのため、デキストラナーゼおよびムタナーゼ遺伝子をプラスミッドに組み込み、作製されたキメラ遺伝子を発現ベクターに組み込んで大腸菌に発現させた。産生されたデキストラナーゼ・ムタナーゼキメラ酵素の性質を調べたところ、本キメラ酵素はデキストランおよびムタンを効率よく分解することが分かった。今後は更に高機能のキメラ酵素の創出を目指す。
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