本研究課題は、抗菌薬を用いて大多数の重度慢性・侵襲性歯周炎患者の治療とその経時的な歯周病原因菌の数・種類や炎症性サイトカイン産生量などの変化、並びにその治療効果の具体性について基礎・臨床の側面から詳細し、厚生労働省が求める抗菌薬ガイライン確立を目指す。これにより、抗菌薬の処方や治療方法を具体的に確立でき、画一化され、歯周病治療の選択肢を広める一つの方法に繋がる。現段階では、歯周病原因菌由来LPSによる培養系モデルに対して抗菌薬による炎症性サイトカインの抑制を確認した。臨床研究においては歯周病に有効と思われる抗菌薬の効果を探求中である。 一方、歯周病治療に漢方薬を用い、その効果を基礎・臨床的に調べ、漢方薬の更なる作用機序を明らかにする。西洋・東洋医学を駆使した歯周病治療とその生体内の変化・作用機序解明とする。現段階では歯周病原因菌由来LPSによる培養系モデルに対して漢方薬による炎症性サイトカインの抑制を確認した。臨床研究においては歯周病に有効と思われる漢方薬の効果を探求中である。
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