近年、在院日数短縮に伴い、多くの看護職は、入退院時、患者の家族への対応に苦慮している.そのため家族看護に関する継続教育の必要性が高まっている.並存型ミックスドメソッド法により、日本の家族看護に関する継続教育について調査を行った.病院機能評価より認定を受けている医療施設のうち1000施設(回収率28.9%)について、どのような家族看護に関する院内教育を行っているのか、どのような継続教育が必要だと考えているのか、質問紙調査とヒアリングを実施した.集合型研修を実施しているのは17%であり、病床数が多く、現任教育担当者を配置している施設ほど、これまでに家族看護についての研修を実施していた.家族看護に関する継続教育に必要とされる要因については4つ提示された.
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