研究概要 |
本研究は,フェイスマッサージの技術を確立するためのモデル開発を目的とした基礎的研究である。本研究で考案した5分間と10分間のフェイスマッサージによる効果を、生理的・心理的指標で比較分析した。その結果,両時間とも深部体温の有意な上昇と、POMSの「抑うつ」「疲労感」など3項目に有意な減少を認めた。10分間のみに「緊張-不安」の有意な減少と、SEの有意な得点上昇が観察された。フェイスマッサージは循環動態の安定を保ち、リラックス感とリフレッシュ感をもたらすが, 10分間の方がより効果的であることが示唆された。
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